『田鎖ブラザーズ』稔のマンションのロケ地|カーサビアンカは文化財建築だった

ロケ地
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『田鎖ブラザーズ』を観ていて、ストーリーと同じくらい気になっていたものがあります。稔(染谷将太)が住むマンション「コーポ・リベリオ青委」です。

古い建物なのに、どこを切り取ってもおしゃれ。門、細い通路、中庭、室内のグレーのレンガ調の壁、壁沿いの階段……。メゾネットともスキップフロアとも違う、言葉でうまく説明できないのですが、とにかく見たことがない空間でした。

古い建物が好きな私でも「なぜこんなに刺さるんだろう」と不思議だったのですが、調べてみて謎が解けました。

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「コーポ・リベリオ青委」のロケ地はカーサビアンカ

稔のマンション「コーポ・リベリオ青委」のロケ地は、東京都中野区上鷺宮2丁目にある「カーサビアンカ」と思われます。

ここまでは他のロケ地サイトでも紹介されている情報なのですが、このカーサビアンカ、実はただのマンションではありませんでした。

カーサビアンカは国登録有形文化財の敷地内にあった

カーサビアンカは、同じ敷地内にある「三岸家住宅アトリエ」の住居棟です。

三岸家住宅アトリエとは、1934年(昭和9年)に画家・三岸好太郎と節子夫妻の創作拠点として建てられた建物で、2014年に国登録有形文化財に指定されています。設計したのは、ドイツのバウハウスで学んだ建築家・山脇巌。都内でも希少な戦前の木造モダニズム建築として、建築好きの間では知られた存在です。

古い建物好きの私がドラマを観て「なぜこんなに刺さるんだろう」と感じていたのは、90年以上前に建てられた文化財建築の空気感だったわけです。謎が解けた瞬間でした。

三岸好太郎・節子夫妻とは

三岸好太郎(1903〜1934)は北海道生まれの洋画家。彗星のように画壇に現れながら、31歳という若さで亡くなりました。アトリエの完成を見ることなく逝ってしまったのです。

妻の節子(1905〜1999)も洋画家で、女子美術学校を首席で卒業した実力者。夫の意志を継いでアトリエを完成させ、その後30年以上この場所で絵を描き続けました。1994年には女性洋画家として初の文化功労者にも選ばれています。

カーサビアンカは、そんな三岸夫妻の子孫が暮らした住居棟です。

稔の部屋に漂う独特の空気感の正体

ドラマで映し出される稔の部屋の随所に、普通の賃貸では絶対に見ないディテールが詰まっています。

グレーのレンガ調の壁、壁沿いに設けられた階段、上がった先の寝室……。これらは一般的なマンションの内装ではなく、90年以上の歴史を持つ建物ならではの個性です。

検視官として生と死の境界線上で働く稔が、こういう空間に住んでいるというのは、ドラマの作り手のこだわりを感じます。

三岸家住宅アトリエは現在改修中

三岸家住宅アトリエは現在、大規模改修工事が進められており、2026年秋頃の完成を目指しています。改修前には特別公開イベントも行われていたようで、建築好き・アート好きの間で注目されてきた場所です。

カーサビアンカも同敷地内にあるため、現在は通常の見学はできません。

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まとめ

稔のマンション「コーポ・リベリオ青委」のロケ地「カーサビアンカ」は、国登録有形文化財「三岸家住宅アトリエ」の敷地内にある住居棟でした。

1934年建築、バウハウス設計、文化財指定……。あの独特の空気感には、90年以上の歴史が詰まっていたのです。ドラマのロケ地調査をしていて、こんなに深い場所に辿り着いたのは初めてかもしれません。

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