2024年9月、車で西日本をぐるりと周遊する旅をしました。大阪を出発して淡路島、四国、倉敷、広島と巡り、北上して島根・鳥取へ。出雲大社と松江城にも立ち寄りましたが、駆け足の旅だったのでゆっくりする時間はあまりありませんでした。
そのときはVIVANTのロケ地だとは全く意識せず……。帰宅後に続編の情報を調べていて、あの松江城がドラマに登場していたと知り、なんだか不思議な縁を感じました。今度はVIVANTの聖地として、じっくり島根を訪れてみたいと思っています。
そして2026年7月、いよいよ『VIVANT2』が始まります。
2026年3月31日にTBSから正式発表があり、7月期からの2クール(約6か月)連続放送が確定しました。日曜劇場で2クール連続は異例のこと。それだけTBSが力を入れている作品です。
そして気になるのが「島根」の存在。前作で乃木憂助(堺雅人)のルーツとして描かれた島根県が、続編でも重要な舞台として再登場する可能性が高まっています。
この記事では、島根がなぜVIVANTにとって特別な場所なのか、前作のロケ地と続編への期待を合わせてまとめました。
なぜ島根が「ホーム」なのか――乃木憂助とタタラ製鉄のルーツ
VIVANTにおける島根は、単なるロケ地ではありません。主人公・乃木憂助の人格の根幹が形成された場所、いわば「魂のふるさと」として描かれています。
物語の核心にあるのが、島根県奥出雲地方に伝わる「たたら製鉄」という古代の製鉄技術です。良質な砂鉄と大量の木炭が豊富な奥出雲では、1000年以上にわたってたたら製鉄が栄えました。乃木家はそのたたら製鉄の御三家のひとつという設定で、実際の撮影場所となった「櫻井家住宅(可部屋集成館)」もかつて松江藩の鉄師頭取を務めた名家です。
日本刀の原料となる玉鋼(たまはがね)を生み出すたたらの技術――その誇りと重さを背負って生きてきた乃木の姿は、島根という土地なしには成立しません。
また、福澤克雄監督はこう語っています。「島根県との出会い(ご縁)はドラマ『砂の器』から始まりました。島根県はどこもかしこも景色が美しく、食事も美味しくて、一気に好きになりました。日本を代表する役者さん達にドラマに出演いただき、世界に向けて投げかけたい。そのためには島根の映像が必要でした」
監督自身が「島根の映像が必要だった」と言い切るほど、この地の風景はVIVANTに不可欠な要素なのです。
前作の島根ロケ地まとめ――7つの聖地を振り返る
島根県公式観光サイトによると、前作では島根県内で7か所のロケが行われました。
松江市エリア
島根県庁/国宝松江城大手前 〒690-0001 松江市殿町1番地周辺
第3話と第5話で登場。乃木が同期の山本に協力を頼む缶コーヒーシーンは松江城大手前で撮影されました。また、乃木の正体を探るために島根へやってきた野崎が県庁へ向かうシーンも印象的でした。
出雲大社から足を伸ばして松江城に行ったとき、お堀の景色がとても美しくて。まさかドラマのシーンになっているとは、見るまで知りませんでした。
本庄小学校 〒690-0022 松江市邑生町76-3
第5話で、野崎が乃木の学童期の母校(劇中では京都・東舞鶴小学校として登場)を訪ねるシーン。中海を背景にした校舎が印象的です。
旧大谷小学校 〒699-0201 松江市玉湯町大谷307
同じく第5話で、乃木が幼少期に過ごした児童養護施設「丹後つばさ園」として登場。木造校舎の雰囲気が物語の切なさを引き立てていました。
【出雲市エリア】

出雲大社(いづもおおやしろ) 〒699-0701 出雲市大社町杵築東195
第9話で、乃木の両親・卓(林遣都)と明美(高梨臨)が幸せな結婚式を挙げたシーンが神楽殿で撮影されました。縁結びの神様として名高い出雲大社が、乃木家の「家族の絆の象徴」として機能しているのは見事な選択でしたね。
実際に訪れると、神楽殿の大しめ縄の迫力と境内の静けさは圧倒的。あの結婚式シーンが脳裏によみがえりました。
奥出雲町エリア
櫻井家住宅/可部屋集成館 〒699-1621 仁多郡奥出雲町上阿井1655
第5話・第9話で登場した、ドラマ最重要ロケ地のひとつ。乃木の実家(乃木家)として登場し、高校時代の乃木が実家を訪れるシーンや、若き日の両親のシーンが撮影されました。
江戸時代から続く名家の佇まいと、松平不昧公が「岩浪」と名付けた名庭が美しい場所。ドラマファンの間では聖地として広く知られています。
大原新田付近 〒699-1601 仁多郡奥出雲町大馬木大原
第5話で、野崎が乃木の実家へパトカーで向かう道中に映る、美しい棚田のシーン。奥出雲の原風景とも言える田園風景が印象的でした。
鬼の舌震(おにのしたぶるい) 〒699-1622 仁多郡奥出雲町三成宇根
第9話で、乃木の父・卓が学生時代に川辺で勉強するという回想シーンに登場。奥出雲の川沿いにある、巨岩が連なる独特の地形です。
前作の島根以外のロケ地や、続編のアゼルバイジャン・日本各地のロケ地はこちらにまとめています👇
続編でも島根が再登場する根拠
公式インスタグラムの「地名画像」
続編の情報解禁と同時期に、VIVANT公式インスタグラムに投稿された画像に注目が集まりました。そこには英語で「OKUIZUMO(奥出雲)」「UNNAN(雲南)」「YASUGI(安来)」「IZUMO(出雲)」「MATSUE(松江)」「SHIMANE(島根)」という島根県の地名がずらりと並んでいたのです。
前作で登場した奥出雲・出雲・松江に加え、「雲南」「安来」という新たな地名も含まれており、続編では舞台が島根県内でさらに広がる可能性を示唆しています。
島根県公式サイトが「2026年版」にリニューアル
島根県の公式観光サイト「しまね観光ナビ」内のVIVANT特設ページが、続編放送を記念してリニューアルされました。「VIVANT COMING BACK 2026」のビジュアルとともに、前作のロケ地マップ(PDFダウンロード可)も更新されています。
自治体がここまで力を入れてコラボしているという事実は、続編でも島根が重要な舞台として登場することをほぼ確信させてくれます。
続編で注目したいロケ地候補
公式インスタの地名画像から読み取れる、続編での島根ロケ地候補をまとめます。
雲南市:仁多郡奥出雲町の隣に位置し、同じくたたら製鉄の文化が残る地域。乃木家の物語をさらに深掘りする舞台になるかもしれません。
安来市:日本庭園で名高い足立美術館がある市。砂鉄の産地としての歴史も深く、たたら文化とのつながりも強い場所です。
出雲市・松江市:前作でも登場した2つの主要都市。乃木の幼少期の記憶や家族の物語がさらに掘り下げられる可能性があります。
まとめ
島根は、VIVANTという作品にとって単なる撮影場所ではなく、主人公・乃木憂助の存在そのものを支える場所です。
たたら製鉄の誇り、出雲大社での両親の結婚式、奥出雲の棚田と川辺――それらすべてが乃木の「ルーツ」として物語に溶け込んでいます。
2026年7月にスタートする続編で、その島根の物語がどう展開されるのか。前作で積み残した謎とともに、目が離せません。
2024年9月に駆け足で訪れた島根の風景が、VIVANTの世界と重なって、今から続編への期待が止まりません。次はロケ地をしっかり巡る旅をしてみたいと思っています。
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2024年9月に駆け足で訪れた島根の風景が、VIVANTの世界と重なって、今から続編への期待が止まりません。次はロケ地をしっかり巡る旅をしてみたいと思っています。



