2025年5月23日。
モデルでタレントの梅宮アンナさん(52)が、アートディレクターの世継恭規(よつぎ・やすのり)さん(59)との結婚を発表しました。
驚いたのはそのスピード感。「交際10日で結婚」という言葉が、決して比喩ではなく現実だったんです。
最初に聞いたとき、正直「本当に大丈夫?」と心配にもなりました。だけど、その背景を知れば知るほど、これはただの“スピード婚”ではなく奇跡のような出会いだったんだと胸がじんわり温かくなりました。
出会いのきっかけは同級生の「ひとこと」
すべては、アンナさんの同級生の紹介から始まったそうです。
アンコ(アンナさんの愛称)に合うと思う人がいる
その一言でインスタをチェックしたアンナさん。見るなり「この人、絶対話が合う!」とビビッと来たそう。
まだ会ったこともない相手に、そんな直感が働くなんて…まさに“運命”ってこういうことなんだろうなと思いました。
世継さんはアンナさんを「知らなかった」
おもしろいのは、世継さんの方はアンナさんのことをあまり知らなかったという点。
2回くらいパーティーでお見かけしたことはあるけど、話したことはない
テレビの世界とは距離のある彼だからこそ、偏見なくアンナさん自身を見てくれたんだと思います。
しかもアンナさんの闘病中の発信を後から読んで感動し、「こちらこそ会いたい」と返してくれたのだとか。
その誠実な反応に、私はじーんとしてしまいました。
2日目には「結婚を前提に」ってまさかの展開
初めて会ったのは5月14日。
それからわずか2日後に「結婚を前提に付き合ってください」と告白されたというのだから驚きです。
男性から“結婚しよう”と言われたのは初めて。すごく嬉しかった
アンナさんがそう話していたのが印象的でした。
たくさんの経験をしてきた人だからこそ、心のどこかで「もう恋愛はないかもしれない」と思っていたはず。そんな彼女にこんな真っ直ぐな言葉を贈った世継さん、なんて素敵なんだろう。
9日目の「婚姻届サプライズ」に笑って泣けた
さらにびっくりしたのは、9日目(5月22日)の出来事。
家に婚姻届を書いて置いておいたから、書いてほしい
もう、プロポーズ通り越してほぼ提出の一歩手前じゃないですか(笑)。
しかも、アンナさんはその場で
離婚した年を書く欄で年号を忘れて、ウィキペディアで調べました(笑)
と明かしていて、緊張感の中にも彼女らしいユーモアがあって、なんだか微笑ましかったです。
運命の10日目、ふたりは正式に夫婦に
そして運命の5月23日夜。
ふたりは役所に婚姻届を提出し、正式に夫婦となりました。
まさに「10日婚」という言葉がぴったりのスピード再婚。
でもそこには、軽さではなく“深い理解と信頼”がありました。
病気を通じて見つけた“ほんとうのパートナー”
実はアンナさん、2024年8月に乳がん(ステージ3a)と診断され、手術や抗がん剤治療を経験。壮絶な1年を過ごしてきたばかりでした。
もう誰にも愛されないと思っていた
そんな思いを抱えていたアンナさんに、
「すべてを知った上で会いたいと言ってくれた人」が現れたという事実に、私は胸を打たれました。
「しびれ仲間」という共通点
実は世継さんも脳梗塞の後遺症で手にしびれが残っているそうで、アンナさんも右手にしびれがあるとか。
“しびれ仲間”って呼んでるんです(笑)
と笑い合える関係性って、なんて優しくて強いんだろう。
「健康な相手だったら、逆に結婚してなかったかも」と語る言葉に、深い理解と信頼を感じました。
元気な時は寄ってくる。でも弱ったとき、そばにいるのは?
アンナさんが強く語っていたのは、
病気になった今だからこそ出会えた、“本当のつながり”だった
という実感でした。なかなか深いお言葉。
薬の話も、病院の予定も気軽に話せる。お互いが「明日どうなるか分からない」同士だからこそ、プレッシャーなく自然に寄り添い合える。
そんな関係、そうそう築けるものではありません。
病気や年齢で恋愛や結婚をあきらめていた人にとって、このふたりの出会いはまさに“希望”になるのではないでしょうか。
まとめ:「もう遅い」なんてことはない
- 出会いのきっかけは、同級生の「この人に合うと思う」という一言
- インスタを見て「会いたい」と直感
- 初対面から2日で「結婚前提の交際」がスタート
- 9日目に、記入済みの婚姻届サプライズ
- 10日目の夜に役所へ。正式に夫婦に
- 共に病気の経験があり、深く理解し合える関係に
私がこのニュースに惹かれたのは、私がアンナさんと同世代だからかもしれません。
この年になると残りの人生を考えるようになります。
健康体であってもそうなので、病気を抱えたお二人ならなおさら悔いのないよう過ごしたいと思うでしょう。
それにある程度人生経験を積んでいるので、自分の直感も信じられる。
私にも、いつかこんなふうに心から信頼し合える誰かと出会えたらいいな――
そんな希望をもらったような気がします。
おふたりのこれからが、あたたかく穏やかな日々でありますように。
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