King Gnuの中心メンバー・常田大希さん。そのお兄さん、常田俊太郎さんをご存じですか?
私が彼の名前を知ったのは、まらしぃさんが二宮和也さんのカバー曲「未来花」で伴奏を担当したとき。
「この曲、誰が作ったんだろう?」と調べてみたら、作曲者のひとりに常田俊太郎さんの名前がありました。
そこから彼の経歴を追ってみると、クラシック音楽とビジネスの両方で活躍する、ちょっと珍しいタイプの音楽家であることがわかりました。
この記事では、そんな俊太郎さんのプロフィールや活動、弟・常田大希さんとの関係性まで、私自身が興味を持った視点からご紹介します。
プロフィール
常田俊太郎さんは、クラシック音楽とビジネスの両方で活躍する多才な人物です。弟の常田大希さん(King Gnu)とともに、音楽界で注目されています。
基本情報
- 名前:常田 俊太郎(つねた しゅんたろう)※「ときた」ではなく「つねた」と読みます
- 生年月日:1990年6月6日 ※推しのまらしぃさんと同じ1990年生まれ
- 出身地:長野県伊那市
- 学歴:東京大学 工学部 システム創成学科 卒業
- 肩書き:バイオリニスト、作曲家、編曲家、起業家(ユートニック共同創業者)
人物の特徴
- 幼少期からクラシック音楽に親しみ、4歳でバイオリンを始める
- 音楽だけでなく、ビジネスにも関心を持ち、東大に進学
- 音楽とテクノロジーを融合させたサービス「utoniq(ユートニック)」を立ち上げ
- King Gnuやmillennium paradeのライブにストリングス隊として参加することも
経歴・活動実績
常田俊太郎さんは、音楽とビジネスの両方でキャリアを築いてきた、ちょっと珍しいタイプの音楽家です。
学生時代の音楽活動
- 4歳でヴァイオリンを始め、中学・高校時代にはクラシック音楽のコンクールで入賞
- 中学2年:江藤俊哉ヴァイオリンコンクールで3位
- 高校2年:日本クラシック音楽コンクール全国大会で5位
- NHK交響楽団元コンサートマスター・田中千香士氏に師事し、長野から東京までレッスンに通っていたそうです
進路変更と東大進学
- 高校2年の冬、「音楽だけじゃなく、ビジネスの視点も持ちたい」と考え、ヴァイオリンを一度辞めて東京大学を目指すことに
- 東京大学工学部システム創成学科に進学し、経済発展のデータ解析などを学ぶ
- 大学では音楽部管弦楽団にも所属し、音楽との距離は保ち続けていたようです
社会人経験と起業
- 大学卒業後は、戦略系コンサルティングファーム「コーポレイト・ディレクション」に入社
- 約6年間、企業の中期経営計画づくりなどに携わり、プロジェクトマネージャーとして活躍
ユートニックの創業
- 2018年、「文化を仕事にしたい」という思いから、クリエイター支援アプリ「utoniq(ユートニック)」を共同創業
- ファンがクリエイターを直接支援できる仕組みを提供し、音楽やアートの新しい楽しみ方を提案しています
音楽活動の再開
- バイオリニストとしても活動を再開し、millennium paradeやKing Gnuのライブにストリングス隊として参加
- 米津玄師「KICK BACK」、Vaundy、WONKなどの楽曲にも演奏で関わっています
- YouTubeチャンネル「With ensemble」では、クラシック奏者とポップアーティストのコラボをプロデュース
代表的な仕事・作品
常田俊太郎さんは、クラシックの技術をベースに、さまざまなアーティストとのコラボレーションを通じて音楽活動を展開しています。明確な“代表作”を一つに絞るというよりも、ストリングスを中心としたアレンジ・演奏・プロデュースなど、多彩な形で作品に関わっているのが特徴です。
主な音楽活動・参加作品
- 遥海「Pride(Strings and Piano Reprise)」
→ プロデュース・アレンジ・バイオリン演奏を担当。レコーディング映像も公開され話題に - King Gnu「CLOSING CEREMONY」スタジアムツアー
→ ストリングス隊を率いてライブに参加。弟・常田大希さんとの共演が注目された - 米津玄師「KICK BACK」
→ バイオリン演奏で参加。緊張感ある楽曲にクラシックの深みを加える - Vaundy、WONKなどの楽曲
→ 演奏・アレンジなどで参加。ジャンルを超えた柔軟な音楽性が評価されている - YouTubeチャンネル「With ensemble」
→ プロデューサーとして参加。クラシック奏者とポップアーティストのセッションを企画・演出
俊太郎さんの音楽は、クラシックの繊細さと現代音楽のダイナミズムを融合させた表現力が魅力。
一つひとつの作品に深く関わりながら、アーティストの世界観を引き立てる役割を担っています。
「未来花」と常田俊太郎さんの関わり
スキマスイッチの楽曲「未来花」は、常田俊太郎さんが共作という形で作曲に関わった作品です。
この曲を嵐の二宮和也さんがカバーし、ピアニストのまらしぃさんが伴奏と編曲を担当したことで、私自身も注目するきっかけになりました。
まらしぃさんの演奏からこの曲に惹かれ、作曲者を調べてみたところ、俊太郎さんの名前を見つけたのです。
まらしぃさんと俊太郎さんが同じ1990年生まれという偶然も含めて、私にとってはちょっと嬉しい発見でした。そんな背景もあって、この「未来花」がより印象深く感じられたのかもしれません。
※まらしぃさんによる「未来花」カバーの詳細や演奏の魅力については、別記『「まらしぃ×二宮和也「未来花」で再び共演!ブラックペアンからつながる音の奇跡』でも詳しく紹介しています。
弟・常田大希との関係性
常田俊太郎さんは、King Gnuのリーダー・常田大希さんの2歳年上の兄です。
音楽一家で育った二人は、それぞれ異なるジャンルで活躍しながらも、互いに刺激を与え合う関係です。
兄弟の音楽的バックグラウンド
- 父:ロボットエンジニア(ジャズピアノ経験あり)
- 母:クラシックピアノの先生
- 家には常に音楽が流れていた環境で育つ
兄弟の個性と進路
- 俊太郎さん:冷静で理論派。クラシック音楽とビジネスの両立を志し、東大へ進学
- 大希さん:情熱型。東京藝術大学に進学するも1年で中退し、King Gnuを結成
音楽的な接点
- King Gnuのライブでは、俊太郎さんが率いるストリングス隊が参加することもあり、兄弟でステージを作り上げる姿が話題に
- ファンの間では「裏メンバー」として認知されるほど、俊太郎さんの存在感は大きい
兄弟エピソード
- 常田大希さんが「兄が声優の津田健次郎さんに似ている」とSNSで発言し、ファンが盛り上がったことも
- 性格は真逆でも、音楽に対する情熱と探究心は共通している
クラシックとポップス、理論と感性──ジャンルもアプローチも違うけれど、常田兄弟の音楽はどこかで響き合っている。
そんな関係性が、ファンにとっても魅力のひとつです。
まとめ
まらしぃさんの伴奏から「未来花」を辿って、常田俊太郎さんの存在を知った私。
調べてみると、クラシックとビジネス、そして現代音楽の交差点で活躍する、唯一無二の音楽家でした。
弟の常田大希さんとはジャンルこそ違えど、互いに刺激を与え合いながら音楽を探求している姿も印象的。
これからも、常田俊太郎さんの音楽がどんな形で広がっていくのか、楽しみにしています。
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