日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」ロケ地一覧|中山・新潟競馬場や北海道牧場

ロケ地

2025年10月スタートのTBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」。
競走馬の世界を舞台に、華やかな表舞台とその裏にある人間模様が描かれる注目作です。

競馬というとレースの迫力や血統のロマンに目が行きがちですが、この作品は“継承”や“家族”といったテーマが軸。ロケ地にもその空気がしっかり映り込んでいるように感じます。

この記事では、中山競馬場・新潟競馬場・北海道日高町の牧場など、実際に撮影が行われた場所を紹介しています。アクセス情報や施設の特徴、撮影シーンとのつながりも交えて、ドラマをじっくり楽しみたい方や聖地巡礼を考えている方に向けてまとめてみました。

※なお、ロケ地情報はTBS公式発表に加え、自治体や制作会社によるエキストラ募集情報・地域メディアの報道などをもとに構成しています。現時点では一部ロケ地が公式に明言されていないため、今後の放送や公式発表により詳細が判明する可能性があります。

中山競馬場(千葉県船橋市)|都市型競馬場の臨場感

千葉県船橋市にある中山競馬場は、都心からのアクセスも良く、関東圏の競馬ファンにとって馴染み深い場所。私自身、特に競馬ファンという訳ではありませんが、何度も訪れたことがある思い出深い場所です。

印象的だったのは、ピアニスト・よみぃさんがレース後にウイナーズサークル前でピアノを演奏するイベント。私はそのために3時間も動かず待ち続けました。競馬場という場所が、勝負の場であると同時に、人々の記憶や感情が交差する空間なんだなと実感した瞬間でした。

それからもうひとつ、中山競馬場といえば、コロナ禍以前は年末の有馬記念を観に行くのが我が家の恒例行事のようになっていました。定期イベントというほど堅いものではありませんが、年の瀬にあの熱気を感じると「今年も終わるなあ」と思えたものです。スタンドの歓声、パドックの緊張感──あの空気は、何度味わっても特別でした。

今回のドラマでは、騎手や調教師たちが交差する“表舞台”としての競馬場シーンが撮影されたとみられ、スタンドやパドックの臨場感がそのまま映像に活かされています。撮影時期にはスタッフの目撃情報もあり、競馬開催日とは異なる静かな競馬場の表情が切り取られている可能性も。

※このロケ地は、2025年9月11日に行われたエキストラ募集情報に基づいており、公式サイトでの明言は現時点ではありません。

  • アクセス:JR西船橋駅から徒歩約25分/京成本線「東中山駅」から徒歩約10分
  • 周辺グルメ:場内には「ドマーニ」のパスタや「耕一路」のモカソフトが人気。外周には「船橋屋」のうな重や「中山ラーメン」など地元の名店も点在。

東京競馬場(府中市)|物語の転機となる大舞台

東京都府中市にある東京競馬場でも、250名規模のエキストラ撮影が行われたという情報があります。関係者の集う大舞台として、物語の転機やクライマックスに登場する可能性が高いロケ地です。

私も、たしか30年近く前だったと思いますが、夫に連れられて東京競馬場のイベントに参加したことがあります。その日は一般の観客は入っておらず、イベント参加者だけの静かな空間でした。スタンドの広さや構造に圧倒されつつも、どこか落ち着いた雰囲気で「こんな場所でドラマが撮られたら映えるだろうな」と感じたのを覚えています。

そして別の機会には、実際のG1レースを観に行ったことも何度かあります。あのときの迫力は本当にすごかったです。ゴール前の緊張感、観客の熱気、馬の息づかいまで伝わってくるような臨場感──中山競馬場とはまた違って、東京競馬場は“これぞ競馬場”という重厚な舞台感がありました。

今回のドラマでも、そうした空気がどう映像に落とし込まれるのか、個人的にもとても楽しみにしています。

※このロケ地は、2025年9月18日・25日に行われた府中市のエキストラ募集情報に基づいています。

  • アクセス:京王線「府中競馬正門前駅」から徒歩すぐ/JR武蔵野線「府中本町駅」から徒歩約10分
  • 場内グルメ:名物「馬そば深大寺」「西海製麺所のアゴ出汁ラーメン」「ハロンボウのカレー」「ありたどり唐揚げ」など、100軒以上の飲食店が並ぶ

新潟競馬場(新潟市北区)|直線1000mの舞台美

新潟競馬場は、日本で唯一の“直線1000mコース”を持つ競馬場。
その独特な構造が映像的にも魅力的で、ドローン撮影や疾走感あるシーンにぴったりのロケーションです。

エキストラ募集も行われており、観客席や馬場周辺での撮影が行われたと考えられます。
広々とした空と芝のコントラストが、競馬のスケール感と物語の緊張感を引き立ててくれるはずです。

※このロケ地は、2025年8月25〜26日に行われた新潟県観光協会のエキストラ募集情報に基づいています。

  • アクセス:JR新潟駅から無料シャトルバスで約30分/車なら日本海東北道「豊栄IC」から約10分
  • 周辺グルメ:場内では「タレカツ丼」や「新潟ラーメン」が定番。近隣には「とんかつ太郎」や「みかづきのイタリアン」などご当地B級グルメも。

北海道日高町・千歳市|サラブレッドの故郷で描く“継承”

北海道日高町は、言わずと知れたサラブレッド生産の聖地。坂東牧場やフジワラファームなど、実際の育成牧場が撮影協力している可能性もあり、馬と人が共に生きる日常の風景が丁寧に描かれているようです。

そういえば、もう15年以上前になりますが、家族旅行で日高地方を訪れたことがありました。そのとき、ある牧場で引退したサラブレッドを見せてもらったんです。競走馬としての役目を終えて、のんびりと過ごす姿がとても印象的で──勝ち負けや血統を超えた“命のバトン”のようなものを感じたのを、今でもよく覚えています。

引退したミホノブルボン

その馬は、1992年の皐月賞と日本ダービーを制した名馬・ミホノブルボン。引退後は日高町のスプリングファームで静かに余生を過ごしていました。残念ながら2020年に亡くなりましたが、当時は見学も可能で、現役の頃と違って自由に伸び伸び過ごしていた姿が印象に残っています。

こうした引退馬の見学は、事前予約やマナーを守れば一般の方でも可能な場合があります。たとえば、引退馬協会の公式サイトでは見学可能な馬や牧場の情報が掲載されていて、ミホノブルボンのページ(こちら)では、かつての所在地や紹介文も読むことができます。

今回のドラマでも、主人公たちの原点や家族との記憶、そして“血統”というテーマが深く描かれる場面が出てくるかもしれません。牧場の朝霧や放牧風景が、物語の静と動を美しく彩ってくれるはずです。

※このロケ地は、2025年8月下旬〜9月上旬に日高町・千歳市で行われたエキストラ募集情報に基づいています。

  • アクセス:札幌から車で約2時間半/新千歳空港から約1時間半(国道235号経由)
  • 周辺グルメ:静内市街には「いずみ食堂」のジンギスカン、「三石牛のステーキ丼」など地元食材を使った名店が多数。牧場近くでは「おひさま牧場」のソフトクリームも人気。

まとめ

「ザ・ロイヤルファミリー」は、競馬という特殊な世界を舞台にしながらも、家族や夢、継承といった普遍的なテーマを描く作品。
その物語を支えるロケ地は、単なる背景ではなく、登場人物たちの心情や関係性を映し出す“もうひとつの登場人物”のような存在です。

中山競馬場の臨場感、新潟競馬場のスケール感、北海道日高町の静かな牧場風景──それぞれが物語の空気を形づくり、視聴者の感情に深く響いてきます。

私自身、映画「ブラック・ショーマン」を観た直後にロケ地巡りをしてきて感激したばかり。画面越しでは伝わらない“物語の余白”を感じる体験は、まさに記憶に残る旅でした。ロケ地巡りにハマりそうです。

皆様にも、ぜひおすすめしたいです。もし実際に訪れる機会があれば、その土地の空気や匂い、音まで感じてみてください。きっと、ドラマの世界がより深く、立体的に心に残るはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました