2025年9月12日に公開された映画「ブラック・ショーマン」。
なんと、公開初日の初回上映を観るのは人生初の体験でした!
そしてその数日後、記憶が鮮明なうちにロケ地巡りの旅へ。
今回はその感動と発見に満ちた旅をレポートします。
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公開日の朝:TOHOシネマズで初回鑑賞

平日の金曜日、ショッピングセンター開店前の映画館は閑散としていて少し不安に…。
でも上映後に振り返ると、意外と多くの人が観に来ていて安心しました。
原作を読んでいたのでストーリーや犯人は分かっていましたが、映画ならではの映像表現やロケ地描写に注目して楽しめました。
謎解きは「ガリレオ」シリーズよりややシンプルに感じましたが、2時間に収めるには仕方ないかもしれません。
映画全体としては原作にかなり忠実に作られていた印象です。ただ、映画の尺に収めるために原作より省かれている部分も多く、やや物足りなさを感じました。特に人物の心情描写や人間関係の深まりは、もう少しじっくり描いてほしかったところです。映画ではなく連続ドラマとして映像化すれば、原作の持つ重厚感をより表現できたのではないかと思いました。
福山雅治さん演じる神尾武史はクールなダークヒーロー。ただ、どうしても湯川先生のイメージが頭をよぎり、完全に払拭するのは難しかった印象です。
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郡上八幡
午前3時前、関東圏を車で出発。中央道を使って岐阜方面へ。
最初に訪れたのは長良川鉄道・美濃白鳥駅。
予告映像にも登場し、神尾真世が父の訃報を受けて帰郷するシーンの舞台です。

ローカル感あふれる駅で、駅員さんの姿は見えず、ホームへは自由に出入りできました。
続いて郡上八幡城へ。
映画とは無関係ですが、日本最古の木造再建城で天守からの眺めは絶景。おすすめスポットです。

町並みでは映画の主要シーンが撮影されており、江戸時代から続く風情を実感できます。

神尾武史と真世が並んで歩くシーンは「原口商店」付近で撮影されており、店内には映画ポスターが掲示されていました。


観光案内所にもポスターが貼られており、町中で映画のロケ地として宣伝している感じがします。
神尾武史と真世が対話するシーンがあった「新橋」へ。
こちらは新橋からの眺めです。

写真には写っていませんが、すぐ脇に新橋亭があります。
ロケ地とは無関係ですが、反対側には郡上八幡旧庁舎記念館があります。
昭和11年に建てられたレトロなこの建物、何と平成6年まで町役場として使われていたそうです。
橋のすぐ近くなので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

昼食は「流響の里」2階のレストランで、郷土料理の「ケイちゃん焼き」と飛騨牛丼を堪能。
ただし14時過ぎには昼営業を終えるお店が多いので、食事の時間にはご注意を。
その夜は岐阜に泊まりました。
ロケ地となった岐阜県・郡上八幡は「水のまち」と呼ばれる城下町。山頂の郡上八幡城からは町並みを一望でき、夏の「郡上おどり」や鮎料理などでも知られています。映画をきっかけに訪れれば、物語の雰囲気を身近に感じられそうです。
香嵐渓・苗木城跡
旅の2日目はロケ地とは関係なく名古屋観光、3日目にまたロケ地巡りです。
まずは香嵐渓へ。
紅葉の名所ですが、季節外の平日午前は観光客ゼロ。
赤い待月橋のたもとに、劇中「まるみや旅館」として登場する香嵐亭があり、看板もそのままで感激。
現在は営業停止中で、ポスターなどは貼られていませんでした。

待月橋へ。

橋を渡ってのんびり散策。
近くの足助の町並みは国の重要伝統的建造物群保存地区で、江戸〜明治の面影が残る味わい深いエリアです。
ぜひ香嵐渓まで行かれたら、立ち寄ってみてください。

こちらの写真は、町を散策して駐車場へ戻る途中。
遠くに見えるのは待月橋と香嵐亭です。

香嵐渓は愛知県を代表する紅葉の名所で、秋には川沿いが真っ赤に染まり多くの観光客でにぎわいます。周辺の足助の町並みは江戸〜明治期の建物が残る「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されており、昔ながらの風情を味わえます。映画ロケ地めぐりと合わせて立ち寄れば、四季折々の景色と歴史を楽しめるスポットです。
次は苗木城跡へ。
駐車場は一部有料化されていますが、無料の「さくら公園駐車場」を利用しました。
舗装されていない駐車場だったので、気になる方は舗装された有料駐車場をおすすめします。

山頂までの登りはややきつめですが、映画に登場したベンチの場所もすぐに発見。
観光客は少なく、静かに楽しめました。

もう少し、映画と同じアングルで撮れば良かったと後悔。
やはり映画のポスターは貼られていませんでした。
雲海や夕暮れの絶景も楽しめる場所なので、映画ファンでなくても訪れる価値あり。
資料館も併設されています。
お時間ある方はゆっくり巡ってみてはいかがでしょうか。
岐阜県中津川市にある苗木城跡は「天空の城」とも呼ばれる絶景スポット。巨石を巧みに利用した石垣や展望台からの眺めは圧巻で、雲海や夕暮れ時には幻想的な景色が広がります。近くには苗木遠山史料館もあり、歴史を学びながら散策できます。映画ロケ地の雰囲気を堪能しつつ、自然と城跡の迫力を楽しめる場所です。
旅の締めくくりと補足情報
ロケ地巡りの後は妻籠宿を訪れ、蓼科に宿泊。
映画の記憶が鮮明なうちに巡ることで、感慨もひとしおでした。
中華料理店「龍苑」はまだ訪れていませんが、関東圏なので気軽に行けそうです。
なお、前回の記事で挙げた月島エリア(中央区)と小島新田駅周辺(川崎市)は、映画本編では確認できませんでした。
おそらく別作品のロケ地か、撮影されたものの本編でカットされた可能性があります。
まとめ
映画鑑賞とロケ地巡りをセットで楽しむと、作品の世界観をより深く味わえます。
皆さんもぜひ、映画の余韻とともに旅に出てみてはいかがでしょうか。
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