【globe30周年】メンバー紹介・名曲一覧・ベストアルバム完全ガイド

アーティスト・音楽

2025年8月9日、globe(グローブ)がデビュー30周年を迎えます。

1995年の衝撃的なデビューから、「DEPARTURES」や「Feel Like dance」など90年代を彩った名曲の数々──。

本記事では、globeのメンバーのプロフィールや代表曲、ファッションの変遷、さらに最新ベストアルバム「ALL SINGLES & OTHER BEST 30 SELECTION」の詳細まで幅広くご紹介します。

  • globeをリアルタイムで聴いていた方
  • 最近気になって聴き始めた方
  • ベストアルバムを買うか迷っている方

そんな方に向けて、音楽・姿・記憶の3つの視点からglobeの魅力を振り返ります。

私にとってglobeは、音楽だけでなく“90年代の空気”そのもの。Feel Like danceのイントロを聴くと、あの頃の街の風景が蘇ります。

メンバー紹介と誕生秘話|なぜこの3人だったのか

globeは、小室哲哉・KEIKO・MARC PANTHERの3人によるユニットです。
それぞれが異なる個性を持ちながらも、楽曲の中で見事に融合し、唯一無二の世界観を築きました。

  • 小室哲哉(TK):作曲・編曲・演奏を担う音楽プロデューサー。globeの仕掛け人。
  • KEIKO:力強く透明感のあるボーカルで、楽曲の世界観を牽引。
  • MARC PANTHER(マークパンサー):ラップと英語詞を担当。国際感覚とスタイリッシュさを加える存在。

小室哲哉さんといえば、あのサングラス姿が印象的でした。当時はどこか近寄りがたい存在に見えたけれど、その音楽には圧倒的な説得力がありました。

KEIKOとの出会い:声だけで選ばれた奇跡

KEIKOは、大分県出身の一般女性。大阪で働く普通のOLでした。
1994年、小室哲哉が主催したイベント「EUROGROOVE NIGHT」内でオーディションが開催され、KEIKO(当時は山田桂子)は舞台から滑り落ちるというアクシデントに見舞われながらも、動揺せずに最後まで歌い切りました。

小室は「声にすべてが宿っていた」と語り、顔を見ずに彼女を選んだといいます。
この直感が、globeの核を決定づけました。

MARC PANTHERの加入:ラップと国際感覚の融合

MARCはフランス育ちのバイリンガルで、当時はファッションモデルとしても活動していました。
小室が「英語詞とラップを取り入れたい」という構想のもと、MARCに声をかけたことで加入が決定。
彼の存在により、globeはJ-POPの枠を超えたグローバルな音楽性を獲得しました。

制作秘話とデビューの舞台裏|崖っぷちから生まれた名曲たち

globeの1stアルバム制作は、まさに「崖っぷち」だったと小室哲哉は語っています。
時間がない中で合宿を行い、歌詞を書きながらその場で練習・レコーディングを進めるという、まるでバンドのようなスタイルでした。

  • 小室がピアノを弾きながら、MARCがラップを書き、KEIKOが歌詞を覚える。
  • この即興的な制作スタイルは、2ndアルバム「FACES PLACES」でも続けられました。

当時、小室はTRFや篠原涼子などのプロデュースでヒットを連発しており、「globeが失敗したら大変なことになる」という強いプレッシャーを感じていたそうです。
MARCとKEIKOは完全な新人だったため、彼らを支える責任感と「売れなければならない」という使命感が制作に影響を与えていました。

ファッションとビジュアルの変遷|音楽と姿のリンク

globeは音楽だけでなく、ファッションでも時代を牽引してきました。
ここでは、彼らのスタイルの変化を年代別に振り返ります。

1995〜1996|ミステリアス×ストリートの衝撃

  • KEIKOは顔を隠したジャケットで登場。黒を基調とした衣装が多く、音楽性とリンクしたミステリアスな印象。
  • MARCはストリート系+モード感のあるスタイル。ラップ担当としての個性を強調。
  • 小室哲哉はサングラス+黒スーツで「プロデューサー・アイコン」として定着。
  • その後、3枚目のシングル「DEPARTURES」でKEIKOが初めて顔出しを行った。

出典:音楽ナタリー

私にとってこの時期のglobeは、音楽とビジュアルが一体となった“衝撃”でした。

1997〜2000|モード×グローバル感の融合

  • KEIKOはヨウジヤマモト風のモード系ファッションへ。ロングジャケットやシルバーアクセが印象的。
  • MARCは欧州ブランドを取り入れた洗練されたスタイルに。
  • ステージ衣装では、黒×赤の配色や光沢素材が多用され、視覚的インパクトを強化。

日本のモード界の歴史と影響(朝日新聞GLOBE+)

2001〜2010|ライブ演出と個性の深化

  • KEIKOはドレスや和洋折衷の衣装を披露。ライブ演出とファッションが融合。
  • MARCはヘアスタイルやアクセサリーで変化をつけ、視覚的な個性を強調。
  • 小室はシンプルな黒スタイルを貫きつつ、時折カジュアルなジャケット姿も。

2025|30周年記念ビジュアル|ノスタルジーと洗練

  • ジャケットは「三つ割れの輪ロゴ」と地球モチーフを中心に構成され、メンバーの姿は登場しない抽象的なデザイン。
  • ファッションや人物像ではなく、音楽が築いた世界観や記憶そのものに焦点を当てた象徴的なアプローチ。
  • 初回盤は銀箔仕様のスリーブケースで、節目にふさわしい重厚感あるパッケージとなっている。

30周年記念ジャケット画像(globe公式サイト)

私生活の転機とglobeの現在|それでも音楽は響き続ける

globeの30年には、音楽活動だけでなく、メンバーそれぞれの人生の転機も重なっています。
その中でも、KEIKOと小室哲哉の歩みは、ユニットの歴史と深く結びついています。

KEIKOの活動休止・結婚・離婚

2002年、KEIKOは小室哲哉と結婚。globeの音楽的パートナーが、私生活でも夫婦となったことで、ファンの間でも大きな話題となりました。
しかし2011年、KEIKOはくも膜下出血により長期の療養生活に入り、globeとしての活動も事実上休止状態となります。
その後、2021年に離婚が発表されましたが、KEIKOの歌声は今も多くの人の記憶に残り続けています。

小室哲哉の音楽活動の変遷

小室哲哉は、90年代の音楽シーンを牽引した後も、プロデューサーとして多くのアーティストを支え続けてきました。
一時は活動休止を発表したものの、近年では再び音楽制作に取り組み、globeの30周年企画にも関わっています。
彼の音楽は、時代を超えて響く“記憶のコード”として、今も多くの人の心に残っています。

globe名曲一覧|DEPARTURESからFeel Like danceまで

globeは数々のヒット曲を世に送り出しました。
以下に代表的な楽曲を年代順に一覧形式でご紹介します。

曲名リリース年特徴・補足
Feel Like dance1995年デビュー曲。疾走感と高揚感が魅力。KEIKOの歌声が印象的。TVドラマ「ひとりにしないで」主題歌。私のお気に入り。
Joy to the love (globe)1995年冬のCMソング。
幻想的なメロディが特徴。
DEPARTURES1996年最大のヒット曲。冬の定番。
切なさと力強さが共存。
FACES PLACES1997年アルバム表題曲。
都会的で洗練されたサウンド。
Can’t Stop Fallin’ in Love1996年バラード調のラブソング。KEIKOの表現力が光る。
Sa Yo Na Ra1996年切ない別れを描いた楽曲。MARCのラップが印象的。
Wanna Be A Dreammaker1998年エネルギッシュなダンスチューン。ライブ映え。
Love again1998年大人の恋愛を描いたバラード。しっとりとした世界観。

これらの楽曲は、30周年記念ベストアルバムにも収録されています。
SpotifyやApple Musicなどのサブスクでも配信されているので、ぜひ聴き直してみてください。

ベストアルバムと記念企画|globeの軌跡を音で辿る

30周年を記念して、globeはベストアルバム
ALL SINGLES & OTHER BEST 30 SELECTION」をリリース。

アルバム概要

  • 発売日:2025年8月9日
  • 収録曲:全シングル+選りすぐりの名曲を網羅
  • 形態:CD3枚組/アナログ盤(2種)
  • 特典:未公開ライブ映像「house of globe」収録

このアルバムは、globeの軌跡を音で辿ることができる決定版。
ファンはもちろん、初めて聴く人にもおすすめです。

ベストアルバム詳細(HMV)

幻のライブ映像「house of globe」も公開

今回の記念企画では、1996年に開催されたライブ「house of globe」の映像も初公開。
当時の熱気と演出が蘇る貴重なコンテンツです。

ライブ映像『house of globe』詳細(Real Sound)

30年経っても響くglobeの魅力

globeは、音楽性・ビジュアル・ライブ演出のすべてにおいて革新をもたらしました。
KEIKOの歌声は、時代を超えて心に届きます。
そして、Feel Like danceのような楽曲が、今も私たちを前向きにさせてくれるのです。

30周年という節目にglobeの音楽をもう一度聴き直すことで、自分自身の記憶も少しだけ鮮やかになる気がします。

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