まらしぃ「影奏会」追加公演ライブレポ|すみだトリニティーホール(5/8)

まらしぃさん
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まらしぃさんの「影奏会」追加公演に行ってきました。会場は、すみだトリニティーホール。

今年1月からスタートした「影奏会」ツアーの追加公演です。12月の前夜祭に参加してから4ヶ月ぶり。
今回も心待ちにしていました。

前夜祭のレポはこちらです👇

まらしぃ「影奏会」前夜祭|特別ライブレポ(東京オペラシティ 12/26)
まらしぃさん「影奏会」前夜祭に参加したライブレポです。初めての東京オペラシティ、念願のサルのぬいぐるみ、驚きのアレンジ、思い入れの曲など、特別な一夜の体験をまとめました。

この記事では、当日の雰囲気や演奏の印象を、観客として体験した視点からレポートします。
※ネタバレ注意。曲名を知りたくない方はご注意ください。なお、セットリストのSNSへの掲載はご遠慮くださいとのアナウンスがありましたので、この記事のシェアの際はご配慮いただけますと幸いです。

職場から歩いて行ってみた

今回は仕事終わりに連れと現地集合。初めての会場で、錦糸町のあたりかな?と調べてみたら、職場からなんと5キロほどしかない。時間もあることだし、せっかくなので歩いていくことにしました。

歩いてみたら思ったよりずっと快適で、気づけば開場前に到着。連れは少し遅くなりそうとのことだったので、一人で帰り道の確認がてら駅まで歩いてみたら、これがびっくりするくらい近かった。

そうこうしているうちに開演1時間前になり、開場。

今回はサルのぬいぐるみを持参したので、開演までの時間を使って、看板前や座席からサルを入れた写真をせっせと撮って過ごしました。前夜祭のときから始まった、すっかり恒例になりつつある時間です。

19時、開演

会場が暗転し、ほんのり明るくなったかと思うと──

今回は「千本桜」から始まりました。前夜祭でも演奏してくれましたが、この日もまた全く違うアレンジで、何度聴いても飽きないのがまらしぃさんのすごいところです。

千本桜のあとMCを挟んで、まらしぃさんのオリジナル曲が3曲続きます。

「PiaNo Face」「シノノメ」「むげんのチケット」

「PiaNo Face」は、一時期ハマって何度も繰り返し聴いていた時期があった曲。生で聴けてとても嬉しかったです。

「シノノメ」は……恥ずかしながら、知りませんでした。調べてみたら2020年リリースのアルバムのタイトル曲で、コロナ禍で毎日のように自宅でピアノの生配信をされていた、まさにあの時期に生まれた曲のようです。コロナ禍の配信はリアルタイムでは追えていなかったので、こういうときに”知らない曲に出会える”のもライブの醍醐味だなと思います。改めて聴き直そうと思います。

「むげんのチケット」は、ポケモン×初音ミクのコラボ企画「Project VOLTAGE」でまらしぃさんが書き下ろした曲。大好きなラティアス・ラティオスへの想いを詰め込んだと本人がコメントしていて、まらしぃさんのポケモン愛が全開の1曲です。以前のポケミクライブで感動的な反応を見せていたのも記憶に新しいです。

ここでMC。それぞれの曲についての説明がありました。

続いては、

「地球最後の告白を」「アンノウン・マザーグース」「NEO」「新人類」

MCによると、「地球最後の告白を」(堀江晶太さん作曲)、「アンノウン・マザーグース」(wowaka作)、「NEO」(じんさん作)は、まらしぃさんが長く活動してきた中での大切な人たちが作った曲。そして「新人類」は、まらしぃさん・じんさん・堀江晶太さんの3人で作った曲なんだそうです。

「友人が多い方ではないけれど、大切な人たちの曲」という言葉がとても印象的でした。

「地球最後の告白を」は、よみぃさんファンだった頃によみぃさんの演奏で知っていた曲なのですが、まらしぃさんとのこの繋がりは知らなかったので、なんだか嬉しくなりました。「NEO」は『marasy piano world 88』にも収録されていた曲。大切な曲たちをこんな形でまとめて演奏してもらえるのは、ファンとしてとても贅沢な時間でした。

ところで、帰ってから「アンノウン・マザーグース」について調べてみたら、wowakaさんが6年ぶりに発表したボカロ曲で、2019年に急逝された際の遺作となってしまった曲だと知りました。ライブのときは知らなかったのですが、それを知ってから改めて聴き返すと、まらしぃさんの演奏にこもる思いの深さが違って聞こえてくる気がしました。

次のブロックは、

「恋風」「夜に駆ける」「怪獣」「JANE DOE」

MCでの話が印象的でした。

この日の数日前に、まらしぃさんは幾多りらさんのライブ初日にスペシャルゲストとして出演し、「恋風」の伴奏をされたんです。年末のTHE FIRST TAKEでご一緒したご縁で(その日のことはこちらの記事に書いています👇)。

【THE FIRST TAKE】幾田りら × まらしぃ「恋風」公開|特別な日
影奏会・前夜祭が行われた2025年12月26日、幾田りら×まらしぃ「恋風」THE FIRST TAKEが公開。告知映像を見た瞬間に感じた“ザワザワ”と、認知が広がることで実感したファンとしての距離の変化を記録します。

そもそもそのご縁はどこから始まったかというと、コロナ禍の配信で視聴者のリクエストに応えて「夜に駆ける」を弾くうちに、YOASOBIのご本人たちにも気づいてもらって、そこから繋がっていったとのこと。配信の一曲一曲が、こんなふうに大きなご縁に育っていたんですね。

「怪獣」「JANE DOE」の2曲は、昨年度まらしぃさんが配信でも本当によく弾いていた、イチオシの曲たち。どちらもマイナー調で、何か通じるものがある気がして──こういう曲が好きなんだなと伝わってくるような2曲です。コンサートホールで生で聴けて、ようやく気持ちの落とし前がついた感じがしました。

続いては東方プロジェクト。

「偶像に世界を委ねて~Idolatrize World」「ネイティブフェイス」

まらしぃさんの人生を変えてくれた曲たちです、とMCで言っていたかどうかは忘れましたが、東方への深いリスペクトはいつも伝わってきます。「ネイティブフェイス」はご存知の通り、まらしぃさんがYouTubeとニコニコ動画に初めて投稿した記念碑的な曲。

ここでMCが入り、スペシャルゲストとして弦楽四重奏のみなさんが登場!『marasy piano world 88』初回限定版の特典として一緒に演奏してくださった方々です。アルバムでの演奏の感想はこちらに書いています👇

まらしぃ『marasy piano world88』感想|印象に残った楽曲たち
この投稿をInstagramで見る まらしぃ(@marasy8888)がシェアした投稿※本記事はアフィリエイト広告を利用しています。ピアニスト・まらしぃさんの最新アルバム「marasy piano world88」が2026年2月4日にリリ…

「RE:Unknown X」「青く駆けろ!」

この前後のMCで、まらしぃさんが子どもの頃バイオリンを習いたくて親に頼んだところ、すでにピアノをやっていたからか、ダメと言われたというエピソードを話してくれました。そんな思い出を持つまらしぃさんが、今日この舞台で弦楽四重奏のみなさんと一緒に演奏できている──なんだかじんわりするお話でした。

正直に言うと、ゲストが来ることを事前に知ったとき、少し複雑な気持ちがありました。もともとピアノだけの演奏が好きで、交響楽団のコンサートに行っても「やっぱりピアノだけがいいな」と思ってしまうタイプなので。

でも、実際に聴いてみたら、これがとてもよかった。交響楽団ほど楽器が多くないぶん、バイオリン2つ・ビオラ・チェロのハーモニーがすっと耳に入ってきて、音の深みがまた違う。ピアノだけの美しさとは別の感動がありました。自分でも気づいていなかった好みを発見した感じで、これも今回のライブでの新しい発見のひとつです。

そして、まらしぃさんおなじみの誕生日サービス。この日お誕生日の方を祝う「ハッピーバースデー」を弦楽四重奏のみなさんと一緒に──「いい感じに合わせてください」のむちゃぶりも、なんだかほほえましくて笑ってしまいました。

それにしても、バイオリンへの憧れのエピソードといい、弦楽四重奏のみなさんへの気遣いといい、まらしぃさんって本当に気を使いな方なんですね。

さらに「88☆彡」を演奏して、弦楽四重奏のみなさんが退場。

またMCが入り、「ここで残念なお知らせがあります」という言葉から、おなじみの「次の曲で最後です」。

「えー!」となる会場。お約束のやり取りが繰り返されるのですが、いつもは1曲前の最後あたりから弾き直して間を繋ぐのに、今回は直前が弦楽四重奏とのステージで、すでにみなさん退場してしまっていて。「あれ、もういない」と困りながら、それでも「次の曲で最後です」を繰り返す姿がおかしくて笑ってしまいました。

「ナイト・オブ・ナイツ」の中にいろんな曲がメドレーとして織り込まれて、本編終了。

一旦退場のあと、おなじみの兜姿+アンパンマンピアノで再登場。「アンパンマンのマーチ」「ラ・アンパネラ(ラ・カンパネラ)」ともう1曲あった気がしないでもない(記憶が……!)。

「兜姿なんで、ここからは撮影していただいて大丈夫です。SNSにあげてもらっても」

そして最後の曲は「ヒューマンビーイング」で幕を閉じました。

まらしぃさんが鏡音リンをフィーチャーして制作したオリジナル曲で、昨年夏のボカコレ2025夏の参加楽曲です。「新人類」「スマート???」に続くボカコレへの3回目の挑戦作。そして、このライブアレンジを手がけたのも堀江晶太さん。先ほどの「大切な人たちの曲」のブロックで名前が出てきた方が、最後の曲でもまた登場する──まらしぃさんの周りにいる人たちのつながりが、セットリスト全体を通してひとつの物語になっているようで、じんわりしました。

ライブを終えて

今回の会場、すみだトリニティーホールは駅からとても近くて、帰り道もスムーズ。前夜祭の東京オペラシティもよかったけれど、アクセスの良さはありがたいなと思いました。

改めて感じたのは、まらしぃさんのライブはセットリストの”設計”が本当に丁寧だということ。オリジナル曲、大切な人たちの曲、ご縁で繋がった曲、人生を変えてくれた曲──それぞれにちゃんと文脈があって、MCでその背景を話してくれるから、演奏の一曲一曲がより深く刺さってくるんですよね。

そして今回、前夜祭とはセットリストがほとんど被っていなかったことにも驚きました。同じツアーなのに、こんなに違う内容で聴かせてくれるんだ、と。両方行けた人はもちろん、どちらかしか行けなかった人にも、それぞれ違う感動があったんじゃないかと思います。

まらしぃさんのライブに行くたびに、知らなかった曲に出会ったり、曲の背景にある物語を知ったり、毎回必ず新しい発見があります。今回も、帰ってから調べていくうちに「アンノウン・マザーグース」の作者であるwowakaさんのことを知りました。ライブって、音楽を浴びるだけじゃなくて、その先にある人や物語に触れるきっかけをもらえる場所でもあるんだなと、改めて思わされました。

まらしぃさん、最高の時間をありがとうございました‼

前夜祭のレポはこちらです👇

まらしぃ「影奏会」前夜祭|特別ライブレポ(東京オペラシティ 12/26)
まらしぃさん「影奏会」前夜祭に参加したライブレポです。初めての東京オペラシティ、念願のサルのぬいぐるみ、驚きのアレンジ、思い入れの曲など、特別な一夜の体験をまとめました。

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